先日、大手金融系コンサルティング会社様よりご依頼をいただき、オフサイトミーティングにてマインドフルネス研修を実施する機会に恵まれました。
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ご依頼内容は
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お客様からは、「マインドフルネス体験を通して、脳をリフレッシュし、集中力を高め、仕事のパフォーマンス向上に繋げたい」というご要望をいただきました。また、基礎的な理論などの話を聞くのが好きな方が多いと言うことで、マインドフルネス瞑想とは何かといった知識も、できるだけ科学的な論拠などを織り交ぜた座学も盛り込むことになりました。
ご担当者の方が事前にスタジオへ「はじめてのマインドフルネス」のクラスを体験しに来てくださったので、内容についてもより具体的なご要望を伺うことができたと思います。
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マインドフルネスは初めてのメンバー
ほとんどの方がマインドフルネスを始めて体験するというグループでしたが、みなさん楽しみながら参加されていました
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プログラムコンテンツ
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いつもは、スライドを使った講義というのはあまり行っていないのですが、今回はクライアント様の熱いご要望をうけて、マインドフルネスの定義から始め、歴史や、効果、研究についてお話しながら、マインドフルネスの最新動向をスライドを使って見ていきました!
こうやって話してみると、視覚的なサポートがあるので、記憶にも残り安くて
実践を始める前提として良かったかなと思いました。(ひとりよがりの感想ですが、、)
最初の実践は、五感を活用して自然とつながる歩行瞑想でした
自分の体と心に意識を向け続けて、つながると言うことを五感をフルに活用して体験していく。
我々人間が2足歩行と言う、殆ど奇跡と言える難しい偉業を成し遂げていると言うことに気づいたりもします。大げさに聞こえるかもしれませんが、歩くと言う日常の行為が、実はいかに繊細で緻密な行為なのかと言うことに気づくと、おのずと自分への感謝と尊敬の気持ちが現れてくる。そういう壮大な実践ですが、まずは、どうやって歩いてるのか、バランスの絶妙な取り方、その難しさみたいなところに自然と気づいて、自分と向き合いながら、調整していく。体と心との繋がりとバランス。自己調整、自己一致を促進していく良い実践となります。 忙しい皆様でも生活の中に取り入れやすい実践です。
次に、集中力を高めることに焦点を当てたセクションを作りました。
集中力ってなんだろうとか、集中力と脳とマインドフルネスの関係をいくつかの研究を引き合いに、お話しをして、数を数えることで集中しやすくなる瞑想方法を実践しました。
最後のセクションは感情のコントロールについて
少し慣れたところで、最後は感情のコントロール、呼吸とともに感情を観察する実践を行いました。そもそも感情って何なのかということや、感情のコントロールとはどう言うことかを少しお話ししてから、ペアになって、感情をみつけて手放す練習をしてみました。立ち現れては消えていく感情を抑え込むのではなく、受け止めて手放す。少し難しい練習でしたが、ともあれ皆さん楽しそうに取り組んでらしたので、良かったかなと思います。そのあとで、静坐瞑想をして、自分の感情と共にいられるように座ってみました。研修を始めたときより断然集中している様子がわかりました。
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プログラムを終えて
「体が軽くなった」「頭がスッキリした」といった声が共有されたり、今後の練習方法についても積極的に質問される方もいらして、マインドフルネスへの関心が高まったかなと思いました。
また、ご担当者の方より、仕事柄PCを見て考えている時間が非常に長いため、瞑想で己と向き合うきっかけが出来たのは非常に良い機会だったこと、継続的に行うことが重要だと思うので今回学んだ内容を日常に取り入れていくことが出来ればと言うメールを頂きました。
会社の雰囲気がとてもよく、上長の方の最初の挨拶がクイズ形式だったりして、とても面白かったです。最初から良い場つくりをして頂いたので素直な気持ちで取り組みやすい環境となったのではないかと思います。最後まで真摯にご対応頂きありがとうございました。
プログラムについて
このワークショップで目指したもの
マインドフルネス瞑想とは何か学ぶ
集中力・注意力の向上
感情コントロール能力の向上
ストレス軽減、心の安定
仕事のパフォーマンス向上
体験と内省を重視して、インタラクティブな研修を心がけています。
この1回のワークショップで、これらの学びが会得されると言うことではありませんが、プログラムの意図として、こう言う事を目指して設計しました。
少しでも皆様のニーズに寄り添えたら嬉しいです。
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